オーガニック食品、オーガニック化粧品、オーガニックシャンプー、オーガニックコットン、オーガニックノート、スーパーのオーガニックコーナー・・・
巷にあふれる「オーガニック」。
「オーガニック」とは簡単に言うと一体何なのでしょうか?
この記事では、「オーガニック」について簡単に言うと何なのか、解説しています。
■オーガニック=有機栽培
「オーガニック(organic)」とは、有機栽培、有機農業によって生産された農作物、食品、製品を指し示す言葉です。
オーガニックとは「有機栽培」
■では、有機栽培、有機農業 とは?
有機栽培、有機農業は国が定める「有機農業推進法」という法律があり、法律において定義されています。
この法律の中で有機農業を「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。」と定義されています。
簡単に言うと、
の3つが揃った農業です。
■有機栽培、有機農業の何がいいのか?
では、有機栽培、有機農業は我々人間にとって何がいいのでしょうか。
化学農薬や化学肥料などに含まれる化学物質に関しては、一定数の危険という意見があります。もちろん、化学農薬は国の定める基準を守っていれば、人間の健康に影響はないとされています。化学肥料で育った野菜達も基本的には安全な野菜とされています。
しかし、一方で、野菜農家でありながら自分達が食べる野菜は農薬を使わず育てる農家さんがいたり、化学農薬を使わず育てた野菜を食べ出したところ悩まされていたアトピーが改善したり、花粉症が治ったり・・・そうした化学物質を本能的に遠ざけたり、化学物質を断ち切ることで体調が良くなったという話もあります。
有機栽培の何がいいの?
化学物質に対する過敏性、適用度は人それぞれであり、仮に化学物質が人体に有害だったとしても、引き起こされる症状も人それぞれです。
化学物質は摂取する一定量を超えなければ害はないという考え方が普通ですが、一定量の幅が人それぞれなのです。
そこで、直感的に化学物質に対して過敏な反応がありそうだという場合、「オーガニック」では安心して食べることができるのです。これは食の安全を崩す事件が絶えない昨今、私たちにとって食べ物に対する安心感、安堵感に大きく貢献してくれます。
現代の化学肥料・化学農薬を使う農業は自然を壊しているのではないか、という指摘があります。もちろん、農薬を製造しているメーカー側は自然への影響はあっても最小限であることを示しています。しかし、一方で、農地周辺に生息できるはずの鳥や昆虫、モグラやネズミなどの小動物、土中の微生物になんらかの影響を与え、環境が改変されているのではないか、という指摘があります。化学肥料に含まれる多量の窒素(硝酸塩)による農耕地周辺への悪影響に対する懸念の指摘もあります。
無農薬オーガニック野菜を栽培するなら【シェア畑】■年齢別に簡単に説明すると?
幼稚園児、小学生、中学生、高校生以上を対象に「オーガニック」を説明すると、どんな風に説明したよいのでしょう?
「オーガニック」を説明すると、化学物質や遺伝子(DNA)、などの聞き慣れないキーワードがたくさん出てきます。でも、幼稚園児や小学生には難しい言葉なので、それらの言葉を使わずに、でもなるべく元の意味を変えずに説明するとしたらどうなるか考えてみました。
オーガニックを簡単に説明すると?
幼稚園児向け
「オーガニック」とは、ぼくたち・わたしたちが安心して食べられるような野菜の育て方で、虫さんや鳥さん達となるべく一緒に暮らせるように考えられた野菜作りのことです。
小学生向け
「オーガニック」とは、野菜を食べてしまう昆虫や鳥などを化学薬品で遠ざけるのではなく、防虫ネットを使うなど手間暇かけて野菜を育てる農業のことです。
野菜が実をつける性質を人工的な方法で書き換えた種は使わない農業です。さらに、自然環境にやさしい昆虫や鳥も喜ぶ農業です。
中学生向け
「オーガニック」とは、
1.人工的な化学肥料や化学農薬を使わない。
2.遺伝子組換え技術(DNA組み換え技術)を使わない。
3.自然環境にできる限りやさしく、負荷をかけないように農作物を栽培する。
の3つが揃った農業のことで、その農業により栽培した野菜や果物などの農産物のことも含みます。
高校生以上向け
「オーガニック」とは有機農業のことで、有機農業は「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。」と国が定める「有機農業推進法」において定義がなされています。
■オーガニックの注意点
「オーガニック」の商品を求める場合、注意したいことがあります。たとえば、オーガニック食品では、原料の野菜はオーガニック(有機栽培)で生産されていても、合成保存料や合成着色料が添加されているケースがあります。しかも、それでいて高価である場合もあります。
つまり、「オーガニック」であればすべてよいわけではなく、見せかけ的な「オーガニック」ではないかチェックする必要があります。
■オーガニック野菜を自分で育てる
実は、化学農薬、化学肥料、遺伝子組み換え技術を使わない農業は、小規模・個人向けの家庭菜園向きの農業でもあります。
シェア畑は、農業未経験者でも気軽に無農薬でオーガニック野菜を栽培することができるサポート型のレンタル農園です。
シェア畑でどうしてオーガニック野菜が育てられるかはコチラの記事が参考になります。
近所にシェア畑の農園があるかどうかを探すには、シェア畑のサイトにて以下のように操作します。
(例):「東京都足立区」の農園を探す場合
①トップ画面を少し下にスクロールします
②都府県を選びタップ
③市区を選びタップ
④農園の一覧が表示されます。「農園名」をタップするとさらに詳しい農園の情報が表示できます。
別の探し方で「現在地・地図から探す」をタップすると、地図上で探すことができます。
畑マークをタップして「畑の詳細を見る」をタップすると、詳しい情報を見ることができます。
シェア畑の農園を探すと、下の方に「オンライン説明会に申込む」ボタンか、「この農園を見学する!」ボタンが表示されます。
どちらのボタンが表示されるかは、農園によって異なります。
オンライン説明会も農園見学もどちらも無料で参加可能です。
ただし、事前に申し込み(予約)をしておく必要があります。
次に、オンライン説明会の申し込み方法です。(農園見学の場合もほぼ同じです)
申込むときの注意点は「ご希望の農園」を必ず入力しておく、ということです。理由は、農園によって空き区画が少なくなっているため、希望を伝えておくことで、優先的に案内してもらえたり、満杯だった場合に直近の空き予定を調べておいてもらえたり選択肢が広がるからです。
①「オンライン説明会に申込む」をタップ
②カレンダーから希望日時を選ぶ
③必要事項を記入します
④希望の農園の記入は任意ですが、記入しておくことをおすすめします
⑤確認のチェックをして「申し込む」ボタンをタップで完了です
その後、シェア畑の事務局からメールが届きます。
メールに記載された内容でオンライン説明会を受けることができます。
こちらから近所に農園があるのか探してみましょう。
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