シェア畑 とは、サポート付きのレンタル農園のことです。今までになかったスタイルの農園で、東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・神戸などの都市部を中心に今現在でもぞくぞくと新しい農園ができています。
シェア畑に入会する場合は、ご近所の農園の候補を挙げ、農園の見学・下見をおこないます。そこで、この記事では、農園の見学会で必ず確認すべきポイントを解説しています。
なお、シェア畑の見学は無料ですので、気軽に申し込みが可能です。
1.自宅から農園までは使う予定の交通手段で行く
シェア畑の見学会に行く場合は、実際に農園に通うときに利用する移動手段で行くことをおすすめしています。たとえば、実際には徒歩で農園に通うつもりであるのに、見学会に車で行く・・というのはNGです。
これは、見学会には車で行ったから気が付かなかったけれど、いざ徒歩で行ってみたら思っていた以上に遠くて徒歩で行くことが苦になる、というギャップを避けるためです。
なので、農園に徒歩で通うつもりであれば徒歩で、車で通うつもりであれば車で行ってみて、無理なく通える距離(時間)かを実感しておくことが大切です。
ちなみに、シェア畑の農園によっては駐車場があり、車での通園が可能です。駐車場があるかどうかはWebでも調べられますし、オンライン説明会や農園見学の際にメールや電話で問い合わせることもできます。
2.農園全体の野菜の育ち具合はどうか?
見学会では、農園全体の野菜の育ち具合を実際に見て確認することも重要です。見学会では、見本畑で主に説明を受けることになるかと思います。
見本畑のみではなく農園全体を見て、枯れていたり、しぼんでいる野菜が農園全体的にいないか見て確認しましょう。良い農園は、育っている野菜が青々としていて見るからに生命力に溢れ生き生きしているものです。ぜひ、その目で確かめてみましょう。
畑には肥沃な土壌や水はけの良い土壌とそうでない土壌があるため、野菜の育ち具合が農園によって差がでてきます。ご近所に農園が複数ありどこの農園にしようか迷っている場合は、できるなら自身の目ですべての農園を見学してみることをおすすめします。
その理由は、土壌の違いによって近くの農園であっても野菜の生育具合に差が出ることもあるからです。わずかな違いだったのですが、あの農園では全体的に大きく育っていたが、この農園は全体的に育ちがあまりよくないな…と感じることが実際にありました。
もし、複数の農園の見学が(時間的に)難しければ、見学会でシェア畑のアドバイザーの方に近所の農園の土壌や野菜の育ち具合について聞いてみるというのも手です。
アドバイザーの方は近所の農園を複数掛け持ちでまわっていて状況を知っている場合があるからです。
3.農園の農作業具は整理・整頓されているか?
農園の農作業具は利用者みんなで共同で使います。原則、使ったら洗ってもとに戻します。みんな共同で使うので、農園によって整理・整頓具合に差がでてくるようです。
きれい好きな方はもちろんですが、そうでない人も、共同で使用する道具が整然としている方が気持ちは良いはずです。
畑で農作業をするときは、必ず何かしらの農作業の道具を使います。毎度お世話になる道具たちなので、見学に行った農園でどのように管理されているのかを確認してみる必要があります。
農具は整理されているか?
4.区画はどこを選ぶのがベストか?
シェア畑の農園は「区画」と呼ばれる単位で貸し出す土地を区切っています。
契約する場合は、その農園の空いている「区画」から、好きな区画を選び、野菜づくりを始めることになります。
区画選びは好きなだけ時間をかけられますが、原則、早いもの勝ちです。
良い区画から先に決まっていきますから、見学しながらどの区画が自分にとってベストか考えておくとよりスムーズです。
最初の区画選びのポイントは、
などです。
シェア畑の空き区画は、さら地ではなくアドバイザーさん達の手で既に野菜が育てられている場合があります。
つまり、収穫のタイミングさえ合っていれば、見学したその日から実のなった新鮮な野菜が収穫できる事があります。
さら地の空き区画のイメージ さら地の空き区画を選ぶ場合は、通路に面した角の区画が何かと作業にはやり易い区画です。
既に野菜が育っている区画のイメージ