春夏に向かって、畑をはじめて野菜を育ててみたいと思いませんか。
でも、春夏の時期の野菜を育てるのに、いつから畑をはじめればいいのか?時期が分かりませんよね…?
春夏野菜を育てるために、これから畑をはじめるなら、3月~4月の開始をおすすめしています。
この記事では、春夏野菜を育てるために、3月~4月にはじめるのが適している理由や、おすすめのレンタル農園について解説しています。
本記事は「春夏野菜」をはじめるタイミングについて書かれています。
これから「秋冬野菜」を育てたい場合にはコチラの記事へどうぞ!
春夏に畑をはじめるなら4月が順当、3月もアリ
春夏野菜を育てるために、畑をはじめるならば、4月にはじめることをおすすめします。
理由は、4月はじめであれば、ほぼすべての野菜の土づくりに間に合いますし、時期的な区切りとしてもちょうど良いからです。
下記のシェア畑の畑しごとカレンダーを見てください。
4月上旬からは「サンチュ」「からし菜」「カブ」「チンゲン菜」の葉物野菜系の種まきができます。
「サンチュ」「からし菜」の土づくりは3月開始になってはいますが、4月に入ってからでも間に合います。土づくりは、有機肥料を土に入れて、1週間~10日ほど寝かせて、肥料を土になじませる期間が必要です。でも、4月に入ってまず最初に、土づくりをやれば4月中旬に「サンチュ」「からし菜」の種まきができるからです。
4月中旬になると「枝豆」の種まきタイミングです。
そして、4月下旬~ゴールデンウイークの時期になると、一斉に「キュウリ」「小玉スイカ」「ミニトマト」「中玉トマト」「ピーマン」「甘長とうがらし」「ナス」「長ナス」の夏の定番野菜たちの苗植え時期になります。
このように、春夏野菜は、4月に種まき、苗の植え付けとなる品種がとても多く、土づくりの時間も確保できるので、4月開始をおすすめしています。
ただし、土づくりや種まきなど、かなりやることが多くて、忙しいです。
なので、ゆったりのんびり作業したい場合は、3月開始もおすすめです。
「サンチュ」や「からし菜」、「チンゲン菜」などの葉物野菜は、暖かければ3月下旬でも種まきでき、芽がでます。
春夏に畑をはじめるなら4月、ゆったりのんびりやりたいなら3月もアリです。
気候的には?
気候の面でも4月は畑をはじめやすい月です。
4月は冬の寒さから春の暖かさに向けて一気に季節が変わる時期です。
日本の平均気温は1月、2月が最低で、そこから、3月→4月と一気に暖かくなっていきます。
たとえば、「東京」の平均気温を例にすると、1月の平均気温は5.4℃と年間を通して最低で、2月が6.1℃、3月が9.4℃、そして4月が14.3℃です。
気温が10℃を下回ると寒さを感じますが、10℃を上待ってくると、上着もいらなかったりと、春の暖かさが感じられます。
さらに、4月は桜の季節でもあり、新しいことをはじめるにもピッタリの季節です。
5月になると…?
逆に、5月開始になると、「キュウリ」や「トマト」、「ナス」などの定番の夏野菜の苗植え時期と重なります。
なので、5月開始でもギリギリ、夏野菜の植え付けには間に合います。
ただし、土づくりや苗植えなど作業が盛りだくさんなので、忙しくはなると思います。
「サンチュ」「枝豆」「チンゲン菜」は種まきをする場合は、やや時期が遅いのですが、5月のはじめに種をまくことができれば、問題なく育つと思います。ただし、収穫時期はやや遅めになります。
あと、このケースでは、土づくりで、肥料を土になじませる期間が取れないところが気になるところです。
すべての作物を5月のはじめに集中的に植え付けすることになるため、土に肥料を入れて、あまり時間を置かずに苗植えや、種まきをすることになることもあるからです。
肥料が土になじんでいないことの影響は、正直どう出るのかはわかりません。
なので、できれば4月開始を強くおすすめしたいです。
どうしても5月開始となってしまう場合には、作業がかなりいろいろあること、土をなじませる時間がとれない事を承知したうえで取り組む必要があります。
いつ見学に行けばいいか?
レンタルできる畑には、市区町村が運営している「市民農園」と、民間の農業関連会社が運営している民営の「レンタル農園サービス」があります。
市区町村(行政)が運営する「市民農園」の場合は、3月開始または4月開始が多いです。
一方で、民営のレンタル農園の場合は、空き区画があれば、いつでも入会し、畑を借りることができます。私が利用している「シェア畑」でも同様で、何月でも入会が可能です。
そのため、
- 「市民農園」の場合は、3月開始または4月開始がほとんど。
- 民営の「レンタル農園サービス」の空き区画を探し、4月から借りる
のどちらかになってきます。
「市民農園」は、利用料が安いことがメリットですが、開始できる月が一律3月または4月であり途中の月から入会できないなどの制限もあります。さらに、市区町村によっては畑の利用期間が3年間となっていて、募集が3年に1度しかされない地域もあります。
一方の「レンタル農園サービス」は、空き区画があれば、どの月でも入会でき、はじめたいときにはじめられるというメリットがあります。
市民農園の場合
市区町村(行政)が運営する「市民農園」の場合は、次期農園利用者の募集がはじまるのは、市区町村によってバラバラです。
早い地域だと10月から募集がはじまります。遅い地域だと、直前の3月に募集される地域もあります。
なので、ご自身の市区町村のホームページなどで、いつから募集が開始されるのかを事前に確認しておく必要があります。
さらに、市民農園の場合、利用期間が3年間にしばられる地域もあります。畑の利用期間が3年間なので、新規募集も3年に1度の頻度になります。
利用期間が3年間の地域では、3年間、畑を続ける意思と、次回の募集時期が1年後か?2年後か?を調べて覚えておく必要もあります。
民営のレンタル農園の場合
シェア畑のような民営のレンタル農園を4月開始ではじめたい場合は、2月~3月頃から探しはじめることをおすすめします。
シェア畑の農園を利用するまでには、オンライン説明会に参加してみたり、実際に農園を見学したり、といろいろ段取りがあります。
そして、ポイントは、借りたい区画が3月も「利用中」なのか、「空区画」なのかで、利用開始のタイミングが異なるということです。
3月に前の利用者が「利用中」の場合は、3月末までは前の利用者が使っていたり、受け渡し作業があるので、4月頭からの利用開始となります。
逆に、「空区画」の場合は、誰も使っている人がいない状態なので、契約したらすぐに利用をはじめられます。
なので、「空区画」の方が4月まで待たなくても使いはじめられるので、ちょっとお得なのです。
「レンタル農園サービス」の場合、基本的に先着順となり、空き区画が決まっていきます。
そういう面からも、2月~3月頃から早めに探しはじめることをおすすめしています。
シェア畑の探し方
民営のレンタル農園の「シェア畑」の近所の農園の探し方を紹介します。
近所にシェア畑の農園があるかどうかを探すには、シェア畑のサイトにて以下のように操作します。
(例):「東京都足立区」の農園を探す場合
①トップ画面を少し下にスクロールします
②都府県を選びタップ
③市区を選びタップ
④農園の一覧が表示されます。「農園名」をタップするとさらに詳しい農園の情報が表示できます。
別の探し方で「現在地・地図から探す」をタップすると、地図上で探すことができます。
畑マークをタップして「畑の詳細を見る」をタップすると、詳しい情報を見ることができます。
シェア畑の農園を探すと、下の方に「オンライン説明会に申込む」ボタンか、「この農園を見学する!」ボタンが表示されます。
どちらのボタンが表示されるかは、農園によって異なります。
オンライン説明会も農園見学もどちらも無料で参加可能です。
ただし、事前に申し込み(予約)をしておく必要があります。
次に、オンライン説明会の申し込み方法です。(農園見学の場合もほぼ同じです)
申込むときの注意点は「ご希望の農園」を必ず入力しておく、ということです。理由は、農園によって空き区画が少なくなっているため、希望を伝えておくことで、優先的に案内してもらえたり、満杯だった場合に直近の空き予定を調べておいてもらえたり選択肢が広がるからです。
①「オンライン説明会に申込む」をタップ
②カレンダーから希望日時を選ぶ
③必要事項を記入します
④希望の農園の記入は任意ですが、記入しておくことをおすすめします
⑤確認のチェックをして「申し込む」ボタンをタップで完了です
その後、シェア畑の事務局からメールが届きます。
メールに記載された内容でオンライン説明会を受けることができます。
こちらから近所に農園があるのか探してみましょう。
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